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ようこそ。 ここはセンター数学試験で失点の原因を探り、それをなくしたい人のためのコンテンツです。 センター試験のように出題内容が定型化している試験は、受験に先立ち特別な対策をしておくと、普通に解いている人が驚くほど解答時間が短くなります。 実際に問題を解いたことのある方は、他の試験とは違う、異質な何かを感じた経験があるはずです。結局のところ、最も重要なポイントは事務的な処理の高速化です。 時間があれば全問解ける自信がある人は、練習すれば必ず、解答時間の半分以内で全問解答できるまで処理をスピードアップすることができます。 アクセルを全開にするのは、能力の問題ではなく、実際にやってみるかどうかだけの問題です。失点の原因は学力の問題ではなく、もっとテクニカルな部分にあることをここで体験してください。 センター数学酷似試験
以下のPDFファイルをダウンロードして、時間をはかって解いてみましょう。正解は巻末にあります。
同じ問題が続きます。これは満点を取るためには何が足りないのかをハッキリさせるためです。 十分な見直しの時間を残して確実に全問正解できないのであれば、原因と対策はこの中にあると気づくはずです。 工夫をして繰り返せば、何回目かに解答時間が目に見えて短くなります。そこがセンター試験で鍛えるべき筋力の部位です。 一つ自問してみましょう。問題の余白は十分ですか?もっと計算用紙が必要だと感じる人は、試験中に余計なことをメモしている可能性が高いでしょう。平方根の記号を簡単にして書いたり、ベクトルの上の矢印を省略すると、誰かが見て減点するでしょうか?記述式と同じように書き出していては、失点を確実につぶす時間が確保できないのは当然のことです。 コンピュータ単元の要点講座
数1・数Aと同様に、数2・数Bも選択の余地のない必答問題として解答することが当たり前のようになっています。しかし、それは正しい方針でしょうか。問題を見て選択を決める方針と比較すると、どちらが有利であるかは言うまでもないでしょう。 コンピュータの単元については。当クラブでもコンテンツを用意する予定ですが、優先順位は高くありません。そこで数2・数Bの6番の選択を考えている方のために、ここでコンバクトに要点を解説します。 本来ならば、数多くのプログラムを見て、自分でもプログラミングする経験を積むことが望まれますが、センター試験は過去の問題が蓄積されていますので、選択の一つに加えるかどうかを、以下の説明を見た上で、出題問題と照らし合わせて判断してください。 この際、センター試験以外のプログラムは参考にしないことを勧めます。出題者が拘束されていると思われる内部規約に配慮して、それらを踏襲している問題例は多くありません。 それではBASIC言語を最初から見てみましょう。次の[プログラム1]を見てください。このブログラムを実行すると、キーボードからの入力をうながされ、正の数を入力したときに限り、入力した数が画面に表示されます。 [プログラム1]
ゼロや負の数を入力すると、画面には何も表示されないまま、プログラムが終了します。太字になっている部分がコンピュータが理解できる命令です。 左側の通し番号は「行番号」と呼ばれ、プログラムを実行すると小さい番号から順に処理が実行されます。 INPUT は処理をいったん中断して、キーボードから入力があるまで待機します。パソコンでログインするような画面に相当します。入力されると変数 N に値を代入して、次の行に処理が移ります。 IF は THEN とセットになっていて、この二つの言葉にはされまている条件が成り立つときに限り、 THEN 以下の処理を実行します。条件が成り立たないときは THEN 以下を無視して次の行に移ります。 PRINT は画面にデータを表示します。この場合は、文字 N に代入された値を表示します。 END のある行にくると、そこでプログラムの処理を終了します。通常はプログラムの最後の行に記述されます。 行番号20 の行は「もし、N が正の値ならば、 N の値を画面に表示する」という意味です。シンプルです。 次の[ブログラム2]を見てください。新しく GOTO という命令が現れます。 [ブログラム2]
GOTO の後ろに数字が記述されているときは、その数字は行番号です。 GOTO が実行されると指定した行番号に処理が移ります。つまり、上から順番の処理の流れを変えたいときに GOTO を使用します。移動した後はそこから行番号の順に処理を再開します。 この[プログラム2]を実行すると、ゼロ以下の値を入力した場合は、入力をうながされる画面に戻り、正の値を入力した場合は、それを画面に表示して終了します。等号付きの不等号は、不等号と等号を横に並べて表します。 次の[ブログラム3]は実行結果を言葉で表示するものです。 [ブログラム3]
ゼロでない数を入力すると、20行または30行の片方の PRINT だけが実行されるので、入力した数の符号を判定するブログラムになります。ゼロを入力すると、何も表示されずにプログラムが終了します。 ダブルクォーテーションで囲んだ部分は文字列と呼ばれ、そのまま画面に表示されます。 入力した数字もあわせて表示するブログラムは以下のようです。 [ブログラム4]
セミコロンで区切ると、変数の値と文字列を1行にまとめて表示させることができます。ダブルクォーテーションのペアから文字列を先に見つけて、変数と識別します。次のブログラムは入力した数値の二乗を返す関数値を出力するプログラムです。 [ブログラム5]
20行の水色の部分が文字列です。
プログラムを実行して、5を入力すると、次のように表示されます。
次に1から10までの整数を画面に順に表示するプログラムを考えてみます。次のようなブログラム例が考えられます。 [ブログラム6]
このプログラムを実行すると、画面に次のように表示されます。
LET は変数に値を代入する命令です。10行では N に 0 を代入しています。代入に等号の記号を使うため、先頭にこのように代入を明示する命令を付けます。 |
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古いプログラム※注では、この LET は省略してあります。文中に等式がそのまま現れたときは、等号を代入の記号と判断できるからです。ところが現在のBASIC言語の仕様では省略できないように変更されたため、今後のセンター試験でも必ず記述されます。 |
※注2005年以前の出題分のプログラムに該当します。 |
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20行は「Nを一つカウントアップする」という意味です。Nに1を加えてNに戻します。等号は右辺を計算して左辺に代入する命令の一部です。片手の親指でストップウォッチのようにカチカチと押しながら、数を数えるカウンターと同じ意味です。したがって20行が一度実行されるとNの値は1になります。10行は、最初にカウンターを0にリセットする操作です。 40行では実行した回数を表すNの値をチェックして、10回に満たなければ、20行に処理を戻します。ピンボールマシンでボールを跳ね上げるイメージです。Nが10になると、THEN以下が無視されて50行で処理が終わります。 40行が実行される回数とNの値が等しいため、ちょうど1から10までの数が画面に次々に表示されます。 このプログラムの20行から40行は、同じ処理を繰り返すことから「ループ処理」と呼ばれます。参照する変数の値が変化するので、PRINTではそれぞれ違った値を表示することになります。 もうひとつ、同じ結果になる次のようなブログラム例を考えてみます。 [ブログラム7]
プログラムを実行すると、10行→20行→30行→40行→50行と処理が移ります。最初に20行が実行されるときは条件が成り立たないので、 THEN 以下は無視されて30行に移行します。 50行にくると無条件に20行に処理を戻します。 40行が10回実行されると、Nの値が11になり、この後に20行に戻った時点でTHEN以下が実行され、ENDのある行に処理が移り、ゲームオーバーになります。 こちらのループ処理は少し複雑ですが、ループの最初に終了判定のあるこの形の方がよく使われます。そして「ループ処理」であることを明示して、カウンターの変数の役割をはっきりさせるために次のような命令が使われることがあります。 同じ結果になるプロクラムです。 [ブログラム8]
FOR と NEXT は必ずペアになっています。ただし、 IF と THEN のペアとは異なり、必ず二つ以上離れた行に分かれてしまいます。FOR と NEXT の対応を見つけやすくするために、はさまれた全ての行の先頭を右にずらしてプログラムを記述します。 このようにすれば、FOR を見つけたら、真下を見れば必ず対応する NEXT が見つけられます。また右にずれた部分が、繰り返される処理であることが容易に判別できるので、プログラムを解読するときの参考にすることができます。 二つのプログラムを並べてみると、FOR と NEXTはそれぞれ複数の処理を内に含んでいることが分かります。
FORはループの回数をカウントする変数の初期化と、ループの終了の判定、また終了時のNEXTの次の行への移動を行います。NEXTはカウンター変数を一つ増やすことと、対応するFORへの移動です。 定型化した使い方をする複数の命令をパックにすることで、右のプログラムの方が読みやすくなっています。 ところで、この繰り返しの処理は初めてではなく、すでにおなじみのはずです。シグマ計算です。1から入力したNまでの連続した整数の和を求めるプログラムは次のようです。 [ブログラム9]
40行は、現在のSの値にKの値を加えてSに代入することを意味します。プログラムの中の等号には、この代入の意味と、IF と THEN ではさまれる条件式の二つの意味があります。代入の場合には LET が行の先頭に記述されます。 40行のように等号をまたいで同じ変数の現れる等式を見たときは、「SにKを加える」などのように自然に読み取れるようにしましょう。 BASIC言語は、センター試験が始まった当初に比べて大きく変化しました。 LET の扱いがその一例ですが、他の有力な言語の影響を受けて、構造上の見直しも行われています。 IF によって条件が成立したときの THEN 以下の処理を二つ以上実行したいときなどは、当初は次のようなコロンで二つ以上の処理を並べて記述していました。次の[ブログラム10]は上の[ブログラム9]と同等のものです。 [ブログラム10]
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